ベターマン

話 -story-

五夜 冥-zigoku-

 モーディワープのフランス支部から、ヤナギ(八七木 翔)とカエデ(紅 楓)が帰国した。さっそくボトム・ザ・ワールドの調査が再開され、ケータとカエデが乗る覚醒人が、地下へ潜っていく。ケータとヒノキを襲ったロボットは、ボトム・ザ・ワールドの地下から延びてきたケーブルにより、制御されていたのだ。だが、足下で起きた崩落により、覚醒人はさらに深い地下へ呑み込まれてしまう。
 ヤナギとヒノキはフランス製ニューロノイド・ティランに乗り込んで、覚醒人の後を追った。ティランはシールドマシンに攻撃を受けるものの、サクラの言葉をヒントにヤナギが危機を乗り越える。しかし、ティランに異常が発生し、メンテキャリアとの交信が途絶した。黒幕は身内にいると確信したヤナギは、ティランの操縦系をマニュアルにロックして、覚醒人の探索を続ける。だが、そこへ覚醒人が襲いかかってきた。コントロールを奪われ、カエデにもケータにも覚醒人を止めることはできない。追いつめられたヤナギは、シナプス弾撃を放つ。同じくシナプス弾撃で応戦する覚醒人。だが、一気にリンカージェルを劣化させた覚醒人は機能停止する。それこそがヤナギの狙いだったのだ。
 すべてを操っていた黒幕は失敗を悟り、地下空洞を爆破する。だが、その瞬間の強い感情を、サクラのリミピッドチャンネルが捉えていた。サクラを介して黒幕の正体を知ったラミアは、ペクトフォレース・フラウムでその自由を奪う。黒幕の正体は、アカマツ工業の社員である、へーちんだった。

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