ベターマン

話 -story-

一夜 闇-yami-

ケータ(蒼斧蛍汰)のクラスに、幼なじみのヒノキ(彩 火乃紀)が転校してきた。ちょうどその頃、開業を控えた地下遊園地「ボトム・ザ・ワールド」に、大事件が発生する。従業員や工事関係者が百人以上も死亡したのだ。専門家として招かれたアカマツ(阿嘉松 滋)とアサミ(都古麻御)は“アルジャーノン”現象の発生を確信し、ヒノキを呼び寄せる。
その日の下校途中、ケータはボトム・ザ・ワールドへ迷い込んでしまう。暴走するアトラクション用ロボットに追い回され、ケータは不思議な少女サクラ(阿嘉松紗孔羅)と出会う。「死んじゃうよ」とサクラに警告され、逃げだそうとしたケータの眼前に現れる、ヒノキが乗った巨大ロボット覚醒人1号。暴走ロボットに追われたケータが乗り込むと、デュアルカインドでなければ動かせないはずの覚醒人が動き出した。ヒノキに協力を頼まれ、言われるがままにケータがボイスコマンドを発声すると、覚醒人はアクティブモードへと変形する。ケータの操縦により、シナプス弾撃を放つ覚醒人。強酸性の物質で内部構造を破壊され、巨大暴走ロボットは沈黙した。
だが、さらに巨大なドでかチカちゃんが出現する。リンカージェルが活動限界に達し、覚醒人はもはや動けない。そこへサングラス姿の男…ラミアが降り立ち、ネブラの実を貪り食う。すると、その全身が脹れあがり、異形の巨大生物へと変貌した。その姿を見て、アサミは叫ぶ。「ベターマン!」

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